ハイボラティリィティ相場
イランが米軍基地に弾道ミサイルを数十発撃ち込んだり、ウクライナ機がミサイルに撃ち落されたのか、そうじゃないのかとかで、相場的には激動の一週間でした。
ドル円の相場
ドル円も含めクロス円通貨ペアは、中東情勢のニュースに反応しました。
中東の地政学リスク上昇により原油価格が上昇し、円高になりました。しかしトランプ大統領は、イランの攻撃による死傷者が出なかったことで、イランへの報復には消極的な姿勢を示しました。
今年大統領選挙を控えているトランプ大統領にとって、イランとの戦争は避けたい様子。
これによりリスクオンとなり、円高は急回復します。
上部に109.72のレジスタンスが重い状態です。
11月、12月はその付近価格を維持していましたが、結局超えることはできませんでした。
相変わらず米国経済は順調とは言えません。1月10日発表の米国雇用統計12月では、非農業部門雇用者数が14万5千人増と、市場予測16万人を下回り、労働市場の勢いにブレーキが効き始めている状態です。
上は11日0時20分のUSDJPY5分足チャートです。
雇用統計の数値は悪かったのですが、いまいち方向感が掴めません。
最近の市場トレンドは景気指標や地政学的リスクに対して不感症のような反応だったので、今回の雇用統計の結果でもドル円のトレンドには影響がないのかもしれません。
ダウ平均株価指数も10月からの上昇トレンドを維持しています。
しかし週足20本MA(緑の移動平均線)、月足20本MA(オレンジの移動平均線)からかなり離れたので、どこかで調整が来てもおかしくはない状態です。
ビットコインの相場
ビットコイン含め仮想通貨は、イランによる中東情勢の悪化から価格が上昇しました。
しかし情勢の緊張が和らいでからほとんどの仮想通貨が半落しました。
上のチャートはBTCUSD日足チャートですが、週足20本MA(緑の移動平均線)に上部を抑え込まれているように思えます(青矢印部分)。
また下には月足20本MA(オレンジ色の移動平均線)が近づいており、現状1月3日にサポートされたかたちです。
その後の動きの予想としては、もう一度週足20本MAの突破をトライしそうではあります。
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