2月第4週ドル円相場【壊れた相場】
コロナウイルスが世界中で広がりはじめ、欧米諸国でパニックが起きています。
これを受け、株式市場では全面安が続いており、それに続いて為替もドル安円高となっています。
リスク資産として認識されていないのでは、と言われていた円でしたが、ここにきて買われ始めています。
また債券市場では、米国債券が買われ続け、米国国債の金利が軒並み低下しています。
さて、ドル円相場ですが、週始めより先週の急上昇からの調整で下落が続きました。
結局もとの価格まで戻ってきたのですが、そこからコロナウイルスのリスク評価が引き上げられたこと、米国長期金利の急低下や、FOMCの追加利下げの表明からドル円はさらに急落下しました。
結局107.51まで下落しましたが、そこから反発し108.17で土曜日を迎えました。
来週どう動くかなのですが、明らかに買い目線ではありません。
日足レベルで見ると、先週の高値が昨年最高値を超えられなかったこと、また今年1/30の安値を割ってしまったことから長期的な下降トレンドが継続していることを意識してしまいます。
ただ金曜日に急激な下落による反発の買いが月曜日の日本時間の午前中にも入る予想です。その時どこまで戻すのか、ただの戻り売りの場となってしまうのか少し様子を見た方がいいかもしれません。
ビットコインも週明けから下落が続いており、とうとう100万円を割ってしまいました。
ただこちらは週足20本MAにサポートされ、いったんは反発しました。
ビットコインがリスク資産としての逃避先という認識は崩れ去ってしまいました。
ビットコインに続いてその他の仮想通貨も下落が続いています。
来週からの展望としては、まず買い場所となりそうな価格ラインでの値動きに注意したいです。
特に93万7000円付近や、週足20本MAのあたりです。
ただし91万円を下回ると買い目線でいることは難しくなりそうです。

上は29日23時台でのbitmexロスカット速報です。
同日時点でのロスカット比率はロングもショートも同じくらいということから、連鎖的なロングのロスカットは止まっているかもしれません。
ポジションの比率もショートがやや多いことから、そこまで切られるロングポジションも多くはないように思えます。
なので買いオーダーが集中しそうな雰囲気はありますが、ボラが大きい状況が続いているので、ロングもショートも損切りの設定は余裕をもって設定した方がいいかもしれません。
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