ライトユーザー向け金融データベンダーサイト
金融データ(為替や株などのヒストリカルデータ)を提供するサイトをいくつか紹介します。
もしかしたら学術系やら趣味やらで需要があることを期待して…
金融データをAPIで提供するサイトは少ない!
つい最近まで、Google Financeが金融データを無料で提供するAPIを用意していました。しかし突然Google Financeは新しいデータの更新を止めてしまいました。
銘柄によっては数分~数時間遅れのデータになることもあったようですが、APIとして利用できたので、利用者はある程度いたようです。
Google Financeの代替として注目されたのが、Quandlというサイトでした。
そのほかにも無料でAPIを提供するサイトはいくつか残っています。
Quandl
おススメ度:★★☆☆☆
Quandlでは無料の提供されているデータと有料で提供されているデータがあります。
提供の手段としては、APIかテーブルデータです。APIの使用方法のサポートとして、Python、R、MATLAB、Ruby、Excelなどがあります。
また種類は豊富で為替や株はもちろん、TOPIXなどのインデックス、コモディティ商品、先物、政府発表の指標データなどがあります。
無料データの種類は多いとは言えません。特にダウ平均や日経平均の無料データは先物ならあるのですが、期間が短いです。
TOPIXなどのマイナーインデックスは、日足のヒストリカルデータは無料で用意されていました。
ちなみに日経平均株価指数の使用量は1年間で720USDでした。
Yahoo Finance API
おススメ度:★★★★☆
Yahoo Financeは以前から無料で金融データを提供していましたが、最近になって有料提供に路線変更したようです。しかしながら無料でも利用できるデータはあります。
次が料金表です。制限内であればどのデータを利用してもよいようです。
プラン | BASIC $0/月 | PRO $10/月 | ULTRA $30/月 | MEGA $300/月 |
APIのコール制限 | 500/月 | 10000/月 | 50000/月 | 無制限 |
レート上限 | – | – | – | 5/s |
Quandlは一つの有料データに対して数万~数十万を1年間で支払うことになるので、有料データの利用を視野にいれ、お試しで無料プランでデータを使うのなら、Yahoo Financeはおすすめです。
サポートしている言語は、NodeJS、PHP、Python、Ruby、Java、Objective-C、.Net、cURLです。
OANDA API
おススメ度:★★★☆☆
FXブローカーのOANDAもAPIを提供しています。
無料でAPIを利用できるのですが、OANDAのアカウントを持っていなければならないことと、利用できるデータが為替、CFD、コモディティのみに限られることです。
しかしながらほしいデータの銘柄が通貨ぺアだけだったり、自動売買ツールへの利用を考えているのならおススメです。
その他
APIは提供していないのですが、Investing.comはダウンロードできるヒストリカルデータの種類は豊富で、無料です。
単にヒストリカルデータだけほしいのであれば、Investing.comで十分な気がします。
またエディタで有名なAtomが、Atom Financeというサービスを提供しています。
これは銘柄のヒストリカルデータだけでなく、財務モデリング、ポートフォリオの作成、ニュース分析といった、Bloombergターミナルのような機能を実装しています。
しかしながら当然今の段階ではBloombergの領域にはまったく達していません。取り扱っている銘柄の種類も全然少ないですし、ヒストリカルデータのダウンロードもできませんが、今後そういったサービスの提供も行うかもしれません。
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